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2004.04.11

和田誠『どうしようもなくヘヴィメタル』【Vol.1】

さて、ふらっと立ち寄った古書店にて何やらアンテナに引っかかった本があったので手に取ってみた。BOOKOFFならば100円クラスの新書版が、まさか1000円(当時定価700円)もするとは・・・侮り難し古書店。奥が深い。

'84年の作品で、タイトルからして田中康夫『なんとなくクリスタル』をパロったものと思われる。前書きらしきものでも触れているし。Coverイラストは蛭子能収ちっくな真鍋太郎(この人は蛭子さんとは違い表舞台で絶賛されている。PICARO TAROともいう)。赤川次郎の小説の表紙にでも描かれていそうな拳銃を持ったハードボイルドがたこやきスナックの蛸となにやらドタバタしている(らしい)絵に時代を感じる。今なら間違っても採用されないのではないか。

「怒、怒、どうなってんの!?」
【表紙より引用】
「世の中を、真横や真斜めから正しく見つめ、正しく楽しみ、正しく怒り、正しくギャグる。これぞ、ヘヴィメタルの四原則。集まれ有志!!これからは、ヘヴィメタルの時代が来ると、ここに宣言する!!」
【表紙裏より引用】
この時点でかなりキますが、
片手にはJJ、小脇にゃおもちゃがわりのテニス・ラケットときたもンだ。「これが、ナウインだも~ン」かなんか思ってんだろネ。バカが。
【P.2~能書き~より引用】
いきなり「バカが」ですからね。しかも「だも~ン」の「ン」が小さいんですよ!前書き(筆者は『能書き』と記す)の段階でこの勢いですから、シンコーミュージックって懐が深いですね。

これは正真正銘の不発弾であり、発掘した者として、なんか書かずにはいられない責任感が生まれてしまいました。暇なので折をみて連載という名の解体作業をしていこうと決意した次第であります。

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