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2005.06.10

DREAM THEATER『Octavarium』

DT_mt2 ■Metropolis Part 2: Scenes from a Memory
この作品で翳りが感じられるようになり、数枚のLive盤でお茶を濁され、

sdoit ■Six Degrees of Inner Turbulence
この作品で退屈を覚え、

tot ■Train of Thought
この作品で諦めてしまった。

そして届いたのが新作『Octavarium』。
Octavarium
大作主義の片鱗はまだ感じられるものの、ずいぶんと聴きやすくなった。メロディにちょっと輝きが戻ったからだが、それでもヴォーカルのメロディラインは退屈の域を出ていないし、曲にはキャッチーさの欠片もない。ちょっとメロウになった程度。
それでも過去2枚に比べればまだマシで、繰り返し聴ける範囲だと思う。

ここで問題になってくるのがLiveのSet-Listだろう。過去の名盤『Images & Words』『Awake』を軸にできた頃は遙か昔、今では退屈な展開が主流となってしまっている。メンバーがファンの求める曲を意図的に外している感すら漂ってくる程に。初来日公演、『A Change of Seasons』のツアーを観た者にとっては今のSet-Listは酷すぎる(まぁ、"A Change of Seasons組曲"も退屈だったけど)。例えMETALLICA『Master of Puppets』をフル演奏してくれても本編が退屈だったらただのカヴァーバンドに過ぎない。

ファンの求める作品とバンドの意識が取り返しのつかないところまで来てしまっている。きっとDREAM THEATERは斜め上の方向に、このまま突っ走るんだろうなぁ。

今のDREAM THEATERに必要なのは、
fii ■Falling Into Infinity
のような作品をコンスタントに出す事だと思う。本当は『Images & Words』と言いたいが本人達がプロデュースしている限り不可能だろう。

残念でならない。

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Comments

 どもども、久しぶりにコメントしますm(_ _)m。そうですかぁ新作リリースしたんですね。俺は『Metropolis Part 2』以来購入するのを止めたクチですが、やはり相変わらず『Images & Words』を想起させるような作品は作れていないんですね。

 あれだけテクニックもあってセンスもあるのに何故?とホント思ってしまいます。どうせなら外部ライター導入とか畑違いのプロデューサーを起用するとか大胆な刷新が必要なんでしょうね。

 俺も久しぶりに昔のアルバム聴いてみよかなぁ・・・

Posted by: pin | 2005.06.12 at 12:25 AM

どもー。
新作もアートワークとかに作品の謎が散りばめられていたり、曲の中にもいろいろと繋がりが有ったりと評判はいいみたいですが、
まぁ待てと。
まずは曲ありきじゃないのか、と言いたい。「精神性が素晴らしいね」「テクニックが素晴らしいね」「一回聴いただけじゃ判らないぐらい奥が深いね」
いやいやいやいやいやいや
一回聴いただけで人をノックアウトできる曲を作りなさいよと。
一回聴いただけで人を虜にさせる曲を書きなさいよと。
曲以外にアーティスト性の逃げ道を作らないで下さい。
最近のDREAM THEATERに名曲ってないんですよ。それが全てを物語ってるよね。

諦めながら聴いてる人間の魂を強く揺さぶるような曲を希望します!

Posted by: ろっく幸せ | 2005.06.12 at 12:54 AM

初めまして。こちらのブログ良く読ませて頂いてます。
上の記事へのレスになるのですが、
彼らはいわゆる「プログレ」という己の美意識のみで構成された音楽をやっているバンドなのであって、
一回聴いて魂を揺さぶる音楽とはポップミュージックやロック、パンク、といった範囲で言える話ではないかと思います。

アートワーク、テクニック、精神性もプログレを語る上では欠かせないもので、曲だけに着目していてはプログレは語れません。

…とはいえ、そういう私はバリバリのポップミュージック好きのでして、メロディーが退屈になったというのには同感です。
おそらく、名前も売れてきたことで彼らは自分達のやりたい音楽を真っ向から作っているんではないでしょうかね。
「Images & Words」も今思えば名前を売る為に、わざとキャッチーに作った気さえします。

ああ…でもあの頃のシアターが一番好きでした…。

Posted by: aruki | 2005.06.16 at 05:49 PM

>arukiさん
はじめまして。読んでいただいてありがとうございます。
僕は、DREAM THEATERを純然たる「プログレ」とは思っていません。HM/HRに近いプログレッシブ・『ロック』を演っているバンド、と捉えています。具体的にはRUSHに近いイメージです。
DREAM THEATERは『Images & Words』『Awake』の頃からそんな大層な『プログレ』だったのでしょうか。少なくともこの2枚のアルバムには一聴して虜にされるような曲が沢山ありました。
まずは、「曲ありき」なのだと。続いて精神性やらアートワークやら深遠な歌詞などに着目すべきではないかと。
己の美意識にのみ忠実に作るのならばファンなんか必要ないです。聴き手に「勝手に付いて来い!」という不遜さもアーティストならば通用しますし。しかし、マイク・ポートノイのインタビューを読むとどうも中途半端な感じがしてしまいます。かなりネット上のファンの声を気にしているようですから。そんなの気にするのならばファンに気に入られるような作品を作るか、そうでなければとことん己の美意識を追及しろ!そして突き放してくれ!と思ってしまいます。

DREAM THEATERらしさってなんなんでしょうね?僕にとっては『Images & Words』であり、『Awake』なのです。求める物はこれらを巧くアップデートした作品なのです。

Posted by: ろっく幸せ | 2005.06.16 at 09:44 PM

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